夫の浮気の見つけ方⑤

経験値アップ

夫の浮気の見つけ方④の続きです。

3.実家に戻ることにした

浮気発覚後、母に電話した。

母には、しょっちゅうおこる元夫のお金のトラブルについて、例えば、連帯保証人になって多額の請求書が届いたときや、元夫のお小遣い口座の『引き落としができませんでした』の連絡の手紙を発見したときなどに相談をしていた。ちなみに元夫の家族は全員お金のトラブルあり…ちょっと素質がなかったのかもしれない
以前、母に「もしかして他に女の人がいるとか、そういう可能性はないの?」と聞かれたことがあった。母よ、娘にとんでもないことを聞くのだな!と思いつつ、「それは無いと思うよ」と答えた。
だけど、母の想像があっていたー。おそらく客観的に見て、浮気していると考えるとかなり辻褄が会ったのだろう。デートやホテル代を賄うとなると、お小遣いが足りなくなるのも納得である。

母に元夫が不倫していたこと、離婚することになったことなど一通り話した。
母に「うちに帰ってくるでしょ」と聞かれて、「帰るよ」と答えた。

私は、大学進学と同時に関東に出てきて以降、関東での生活が14年になっていた。そして、気づけば友達のほとんどは東京近郊におり、地元に住んでいる友だちは数えるほどだった。
私はずっと地元が恋しかった。いつか帰りたいと思っていたが、結婚した時点でそれはムリだと諦めた。実際には、地元の何が恋しいのか、それは紛れもなく両親だったのだと思う。遠くに住んでいたため、人生であと何回会えるのだろうと考えると、いつも寂しかった。

4.元夫から慰謝料をもらうことにした

元夫と私が出会ったのは私が大学1年生の頃。私が20歳ころから付き合い始めて26歳の頃結婚、不倫発覚時32歳、離婚したときは33歳だった。

人生のずいぶん長いこと、関東に出てきてからほとんどの時間を元夫と過ごしていた。楽しい人生、願わくば子どものいる明るい家庭などを夢見てもいた。しかし、それは叶わず、そして、私もなかなかいい歳になっていた。私の人生をどうしてくれるんだ!という気持ちだった。

私は元夫から慰謝料をもらうことにした。ちょっとした金額で許すつもりはない。離婚時点で家庭にある金額のすべてを私がもらい、元夫には一文無しになってもらうことにした。
結婚してすぐに、元夫が連帯保証人になった400万円借金を背負うことになったが、私達夫婦二人ともフルタイムの共働きで稼ぐ力があったので、わりとすぐに返済することができた。ちなみにその他に1,000万円の請求書も届いたが、保証人の筆跡が元夫のものではなかったため支払いを免れた。

離婚発覚の頃、元夫は8万円、私は5万円のお小遣い制としていた以外は、家計管理は特別計算したことはなかったが、どうやっても預金は増えていく状態だったはずである。きちんと確認したところ、思った以上に預金があった。それでも仮に1億もらったとしても、もう一度人生をやり直すとしたら元夫とは結婚しないだろう

私「慰謝料もらいます。今、家にある預金全部ください。あなたには一文無しになってもらいます」
元夫「うん…。いくらあるの?」
私「大体○万円くらい」
元夫「わかりました」

元夫は金額を聞いて少し驚いている様子だった。思ったより預金があったからだろう。

もはや家族として暮らすことはムリだが、私はこの期に及んでも元夫のことが大嫌いということはなく、不幸になってほしいとか顔も見たくないとか、そういうことはなかった。ただ、私の人生の長い時間を、特に後半を無駄にさせたことへの償いと、不倫発覚後の対応の悪さへの反省はしてもらいたかった。

5.不倫相手と会いたくなった

私は、不倫相手と会いたかった。
単純にどんな人なのか興味があった。それから、不倫相手にもきっちり反省してもらい、慰謝料を請求しようと思っていた。

元夫に「不倫相手がどんな人か興味津々だから、会わせて~」と言っても会わせてもらえるはずはなかった。なので、単に「会って話したいので先方に聞いて下さい」という感じで会いたいことを伝えた。

すると元夫は
それだけはやめて!それだけは勘弁して!!」と頑なに拒否した。←しかも声でかい
理由を聞くと、「精神的に弱い人だから、そんなことを言ったらどうなってしまうかかわからない」とのことだった。

…不倫する度胸があるわりに、随分か弱いこと。
あんたの奥さんは3年間不倫されて、精神的にボロボロですけど?家庭も仕事もリセットして、友達とも離れて、ボロボロになって実家に帰るのですが?

とにかく、相手に私が開いたがっていることを伝えてもらい、返事を待つことにした。

(夫の浮気の見つけ方⑥へ続く)

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