2025年4月25日、証券取引等監視委員会は、ブラッククローバー社および代表者に対し、金融商品取引業の登録を受けずに営業を行っていたとして東京地方裁判所へ禁止・停止命令を申し立てました。
ブラッククローバーは、ヘッジファンドです。
ヘッジファンドというのは、楽天証券などで購入できるファンドとは異なり、お金持ちの人が大金をどーんと預けて運用してもらうような、やつです(わかりやすい説明をしているサイトをご確認くださいw)。
基本的にはお金持ちが『どーん』なやつなので、普通に生きていれば私のような低収入のサラリーマンには関係の無いものなのですが…
実は、投資してるんです。ブラッククローバーに預けているんです(T_T)
お金持ちの人たちが何をしているのか見てみよう♪くらいの興味で、私のような者が手を出してはいけなかった。
ちょっとそんな予感がして、実は2月に解約の手続きをしていました。でもヘッジファンドの場合、解約手続きから返金まで2ヶ月くらいはかかってしまうのです。
順調にいけば4月末ころに返金になる予定だったのですが、上記の通り、4月25日に停止命令となりました。
そんなこともつゆ知らず、いつ振込なんだ?と黙って待っていた私。待ちきれなくなって5月にブラッククローバーに問い合わせたところ、以下の返事が返ってきました。
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4月末、解約対応のため当社の証券口座から資金移動する手続きを行っていたところ、資金移動が停止されている事が発覚いたしました。
先月25日夕方に金融庁よりお客様のご資金をお預かりするスキームについて指摘を受けた影響から、証券会社が自主的に資金移動の停止を行い、解約手続きが遅延しております。
代理人弁護士を通じて、金融庁・証券証券会社(フィリップ証券)との協議を重ねておりましたので、ご案内が遅くなってしまい申し訳ございません。
当社としては、事業開始前に複数の法律専門家と綿密に協議を重ね、スキームの適法性を確認したうえで運営しており、現在もその判断は変わっておりません。しかしながら、金融庁からこのような申し立てが下されたことは大変遺憾に感じております。
内容について弊社の見解と大きく隔たりがあるため、公正な判断を仰ぐべく司法手続を通じて正式に不服を申し立てる予定です。(東京地方裁判所に対しての申立てのみ行われ、処分等が確定したわけではなく、法的な拘束力もありません。)
第1四半期運用報告書を添付させていただきましたが、市場の極端なボラティリティを早期に察知いたしましたので、保有株式を計画的に売却し、3月末時点でファンド資産のすべてを現金化いたしました。
米国の関税政策に伴う相場の乱高下による影響は一切受けておらず、本年の累計運用成績もプラスを維持しております。
定期的にお届けしてきた運用報告書の内容は正確であり、●●様のご資金は適切に管理されております。
(顧客資金が証券口座内で株式運用をなされている点は、金融庁においても確認されております)
現状、ファンドとしてはリスクオフの状態ではありますが、新規投資を行うには依然として市場リスクが高いと考えております。
また、今回の指摘を受けてお客様に一抹の不安を与えた状態で運用業を継続することの是非についても、社内で議論した結果皆様の資金を万全に保全し、ご安心いただくことを最優先とし、出資者の皆様へ全額を払い戻し(解約)させていただく決断をいたしました。
送金にあたりましては払戻金額の総額が非常に大きいことから、資産保全のため、第三者機関として顧問弁護士事務所の瓜生・糸賀法律事務所が代理人となり、当該事務所が用意した銀行口座において証券会社より払戻しを受け、出資者に順次送金する手段を取らさせて頂きます。金融庁側は上記の方針を承諾しており、証券会社側のコンプライアンス部署等が了承すれば、ご資金の払い戻しを受け、順次送金となる運びでございます。返金スケジュールや手続きにつきましては整い次第、速やかにご案内申し上げます。
当初のご案内より払い戻しが遅れている点、ご迷惑とご不安をおかけしている点、重ねてお詫び申し上げます。
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これが5月11日。
その後も担当者から何度か連絡があったものの、まだ返金されない。
色々調べたら、ポンジ・スキームなどをやっていそうな様子はなさそう?だけど、社員が『おすすめヘッジファンドランキング』などのネット記事を自作自演していたとか、少々ブラックなやり口があったらしいし、
心配(T_T)
お金、返ってくるよね?
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